(開催日 2001年7月19日  ホテルニューオタニ東京にて)

横浜で開催された第23回技術士全国大会(1996年10月)に女性技術士の会ははじめて参加し受験相談コーナー設置、 地方の会員とのパソコン通信、本やアートフラワーのチャリティバザーなどを行った。 日本技術士会創立50周年記念大会には当初から技術士会の準備委員会の実行委員として参加した。 大会を盛り上げるために、前回の経験を生かして女性技術士の会としては

(1) 記念品の準備
(2) 会場控えの間でのイベント
(3) 分科会でのパネラーの人選

の3項目を担当し、準備を前年の6月からはじめた。

(1)については6月にカッパ橋、浅草橋の問屋街や銀座のデパートや文具店をまわりながら、 日常業務で便利に使用でき、且つ記念品として適切な品を探し、方押しビニールレザーのS・Tボックスに決めた。 また、この中に手作りのシルキーフラワーのコサージュとメッセージカードを入れた。 コサージュの作成では前年の10月から有志約15名が7回集まり1000個を作成し、会員は花を作りながら意見交換をして新たな輪を広げた。

(2)は環境を守りながら暮らしを実践していく思いを込め「グリーンライフ」「知と美とゆとり」をコンセプトにして会場をシルキーフラワーとアイビーで飾り、 ハーブ、備長炭、竹炭の販売と手作りの友禅のTシャツや大会のロゴマーク入りTシャツ(女性技術士でプリント)の販売をして会場を華やかに盛り上げた。

(3)の分科会は「ITが築く新時代〜200X年e時代の技術者/技術士の1ロ〜」には生物工学部門の坂井美穂氏 「21世紀の国土とまちづくり〜再生と創造〜」には建設部門の浅野房世氏がパネラーとして意見を述べた。

大会は技術士を中心に約1000名が参加し、 19日午前中は6分科会が行われ、午後から記念式典がホテルニューオタニ東京「芙蓉の間」で盛大に開催された。
 三笠宮寛仁親王、同妃両殿下のご臨席で開会し、女性技術士の会の木村弘子氏が日本語と英語で大会宣言を述べた。 このあと、今道友信氏の「21世紀における技術者の論理の在り方」のタイトルで特別講演があり、18時から記念パーティーとなった。
 女性技術士の会は前日の準備と当日の大会で延べ40名が参加した。北海道、徳島、大阪、名古屋、静岡など遠方からの参加で大会を盛り上げた。 今回はじめて、技術士の奥様のためのレディースツアーに会からは2名が説明役を担当し、お台場の散策やショッピングのお手伝いをした。
 この他、大会当日に配られた50周年記念誌には「これからの技術士に求められるもの」のタイトルで水道部門の笹尾佳哉子氏、 中西利美氏、建設部門の渡辺弘子氏、「これからの技術士活動」のタイトルで生物工学部門の矢田美恵子氏がバイオテクノロジーと技術士活動について延べ、 東山セツ子会長が「活躍する女性技術士」のタイトルで執筆している。

jcelady