主催者は(社)日本土木工業協会で元発注者は国土交通省関東地方整備局、事業者は羽田空港国際線エプロンPFI(株)、設計施工者は大成建設など6社です。
当日は台風20号が関東に接近してのあいにくの悪天候でしたが見学者22名で女性技術士の会からは5名の参加でした。
最初に工事の内容や羽田の現状の説明がありました。現在利用客年間約6500万人で発着能力29.6万回を8700万人で発着能力40.7万回を想定して完成2010年10月を目標に工事が進められているとのこと。
工事の内容は大きくはD滑走路を東南の多摩川河口付近の海上に建設すること。韓国中国などの国際線増加に伴う国際線ターミナル、貨物ターミナルの整備とモノレール、京急の線路の延長、発着増加に伴う駐機場の確保などです。
場所は南部分の旧羽田空港跡地に建設されます。
羽田空港の土質は粘土質で非常に地盤が悪く、液状化防止のための水抜きや杭打ち工事の基礎工事が現在行われています。
またD滑走路は多摩川の流れを妨げないように河口付近は1000M は桟橋にして約70M 杭を打ち、残りの2000M は埋め立てるとのこと。桟橋部分から約700Mの連絡誘導路を陸のほうに接続します。
尚、会としては2002年にJR東日本大宮管区、2003年に常磐新線秋葉原駅新設工事現場、2004年秩父滝川ダム工事現場、2006年に地下鉄13号線渋谷工区の見学に参加しています。