日時 6月7日(土)2時から4時
場所 日本技術士会フキデビル会議室 参加者13名
内容 城西大学薬学部講師でKKアロマ社取締役の薬学博士 川口健夫先生による
個々の症状を直接のターゲットにせず、全体として捕らえ、その方法としてはアロマテラピーや、タラソテラピー(海洋療法)など最近注目されてきている癒しや安らぎ治療といえる。
ホリズムの概念は1926年、J.C.Smutsが提唱し「個々の部分を積み上げても決して全体には到達しない。全体は部分の総和よりはるかに大きな存在である」という。
アロマテラピーは自然界から抽出される植物性のエッセンシャルオイルを用いて直接、辺縁系(海馬、扁桃体周囲、嗅覚など)に作用する。塗布や経口、経鼻、経肺などでQOL(Quality Of Life)にたいするアロマセラピーの効果が期待できる。
タラソテラピーは主として生命の母である海から取れた塩を用いた治療で海水塩に含まれる個々のミネラルは体内で必要とするミネラルバランスを良好に保つとのこと。KKアロマでは石垣島で自然海塩を精製し販売をしている。アトピー、花粉症などのアレルギー症や精神不安症などには効果ある。
癒し系と言われているこれらの治療法はストレスの多い現代にはこれから広がっていくように思われる。
当日は効果を記した本を紹介いただき、実際に先生が持参された各種オイル聞香してひと時のアロマセラピー体験をしました。