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2005年11月20日
あってはならない
10月27日に、こんな事件は二度とおこってほしくないと書きましたが、そんな事件がまた発覚してしまいました。
耐震強度偽造事件です。こんなことは、あってはならないことです。今日の新聞によると、地震や台風どころか自重で倒壊する恐れのある物件もあるそうです。一度、ごまかした数字で確認申請を通ったので、味をしめたというのでしょうか。
もちろん、資格は はく奪。検査機関や元請けの責任も免れないでしょうが、見つからなければ、何をやってもいいという神経なのか、本当に理解できません。良心のかけらもないのか、技術者としての誇りはないのか。
この事件で、業界全体に対する信用にも 大きなひびが入ったといって、間違いないでしょう。コスト優先、スピード優先のつけは、こんな形で返ってきたということなのでしょうか。一人の技術者として、残念でなりません。私たちは、いつもユーザのために、仕事をしているという基本的なことを 決して忘れてはいけないと思います。
投稿者 author : 2005年11月20日 21:13
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コメント
耐震設計の強度を偽った事件は本当に憤りを感じます。毎日、事件の報道がされていますが、一番困っていてどうしたら良いか悩んでいる人は居住者ではないかと思います。設計者の不備を見抜けなかった審査機能も問題ですが、やはり設計者の倫理観の欠如による損失は計り知れないものがあると思います。いろいろな虚偽な事件や捏造が多いのはどうしてなのでしょうか?環境を守り生命を守り安心した社会や生活を確保するためには私たちはどう対処したらよいのでしょうか?個々人がしっかりするにも限度がある感じがしますし、政治や企業に期待しても無理なようで、すごい閉塞感を感じます。明るい話題が欲しいです。
投稿者 秋桜 : 2005年11月28日 14:34