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2006年04月02日

INWES Japan主催 「理系に行こう!」

今日、HPトップにも書いてあるとおり、「理系に行こう!」のイベントが行われました。
理系に進む女子が少ない現状を踏まえて、少しでも理系科目に興味のある女子中高生に、理系の現場で働いている女性たちと話をしてもらい、選択肢の一つに理系を加えてもらえればいいな、と開かれました。

会場には、女子中高生をはじめ、親子で来られた方もあり、200人以上と大盛況でした。「理系に行こう!」DVDの上映では、実際の仕事の様子をはじめ、その仕事を選んだ理由やその将来を生き生きと語る様子、仕事と育児の両立の様子などが映され、じっと見入っているようでした。
職種別に分かれてのアドバイスコーナーでは、説明を聞いたり、実験したり、たくさん質問したり、と、「理系離れ」なんてうそのように、熱心に参加していました。特に、工作の様子、化粧品の作り方、水の浄化、などを実演して見せているところでは、興味深く見ているようでした。教科書に無機的に書かれている数式や化学式が、実際にどのように使われるのか、少しイメージをつかんでくれたのではないでしょうか。
実際に、学生たちと話をして、学校教科と仕事が具体的に結びつかないのかな、という感じがしました。どんな仕事も一教科だけですむはずもなく、いろいろな教科を複合して問題解決するわけで、その辺をわかりやすく説明してあげられたら良かったのですが。「化学が好き」「生物が好き」と言ってくれる学生たちが、そのまま興味を持ち続け、それを伸ばし、いろいろな形で社会に貢献する職についてくれれば、うれしいですね。

投稿者 miffy : 2006年04月02日 23:13

コメント

お疲れさまでした。
 私も、スタッフの一人として参加しました。大盛況でしたね。
こんなに需要があるんだ(実際に技術系の仕事を知りたがっている女子中高生がたくさんいる)ということを知ることができただけでも、大きな収穫でした。
 残念ながら、私の担当したブース(土木・建築)は、あまり人気がなく、反省しきりでした。もっと、ビジュアルに訴える説明をしなくては、と準備不足を実感しました。それに、もっと こんな説明もすればよかった と後で、思い出したり...
もし、次回があるならば、もっといいものにできると思うので、是非、来年もやりたいですね。
 でも、中学生でも、自分はこんなことをしたいから、この職業につきたいとか しっかりとした考えを持った子もいて、とても感心しました。今回のイベントが、ガールズの夢の実現に少しでも役立てたら、本当にうれしいです。

投稿者 authenticity : 2006年04月03日 12:55

そうですよね。このようなイベントに「参加したい」という意識のある女子中高生が多いのには、びっくりしました。今回のイベントは、女子中高生に受けない領域だと思っていたので。定員オーバーで参加できない子供たちもいた、ということなので、またこのような機会を持って、理系の仕事について、一緒に話をしてみたいですね。こんなに興味を持ってくださるなら。

投稿者 miffy : 2006年04月03日 19:31

イベントの企画運営お疲れさまでした。
友人(彼女は薬剤師)の中学生の娘さんが理系志望で、女子校ですので、次回はこの企画を紹介したいと思います。

投稿者 MCAT : 2006年04月04日 22:46

 大盛況でよかったですね。たまたま、留守に電話をしてきた友人に、カクカクシカジカで留守だったとメールしましたら、7時のNHKニュースを見たと返信してくれました。
 会場であるお母様と話したのですが、どうも理科系や文科系ということに関して固定概念がありすぎるというふう思いました。進学指導する先生もいわゆる理科系の職域が判ってないのではと。だから現実的な話しをもうすこし砕いて話してあげるブースみたいなものあっていいのかなと思いました。
 学校訪問やろうかって言ってたことあったでしょ。あれ、必要かも。自分の家の中だけの人間関係では社会が狭すぎる。いろいろ変わったおばさん、お姉さんたちと話す機会があってもいいのではないでしょかねぇ。

投稿者 虎々 : 2006年04月05日 11:02

このイベントに、ぜひ次回を設けられるよう考えていきたいですね。そのときは、MCATさんもアドバイザーとして、ぜひ参加してくださいね。

学校訪問はいいかもしれませんね。今、高校では、大学進学以降を見据えた各種セミナーを開いています。大学見学や専門家の講義など、将来の進路を考えさせるために、いろいろなことを行っているみたいです。こんな中に、今回のイベント内容を入れることができるといいかもしれませんね。今回のイベントの様子を見て、学校から講演依頼がありませんかね。

投稿者 miffy : 2006年04月06日 19:33

あぁ、本当ですね。将来の職業を考えるにも、学校と家しかロールモデルがありませんからね。もっといろんな職業があって、そのためにはこういう勉強しておくといいよ、くらいのアドバイスできるといいですね。
※わたしは文系でしたが、回りまわって今回「理系に行こう」で紹介されていた職業についています。

投稿者 なも : 2006年04月06日 19:58

子供達の職業選択の幅を広げるためにも、社会のための人材確保の面からも、働くことに関する情報をどんどん発信する必要を感じます。ニートにならないためにも。
「13歳のハローワーク」のような画期的な本も出版されましたが、やはり子供には、親の職業やごく身近で見かける仕事以外は、なかなか実感しにくいですよね。社会のインフラに携わる人は、特に、サービスを受ける人々に目立たないよう(?)に仕事に励む傾向がありますし。
今回のような企画はすごく意義があると思います。
資料の作成など、私にもできそうなことがあれば、手伝いますよ。「力持ち」なので、会場設営も得意です!
(今日、事務所で引越しの荷物整理があり、一日がかりでダンボール40箱を荷造りしてきました。へろへろです……。)

投稿者 MCAT : 2006年04月07日 02:44

なもさんは、文系学部の出身なのですね。これは面白い(失礼!)モデルですね。文系理系なんていう分類ではなくて、まず将来の職業があって、学ぶ科目を選ばなくては。そのためには、早いうちに職業を考える。今回のイベントは、それに合っていたと思います。

「社会のインフラに携わる人は、目立たないように仕事に励む」、これはあたっているかも。マスコミで目立つのは、デイトレイダーや会社の買収で儲けた人たちの話ばかり。地道に仕事をしている人たちにスポットを当てて、さまざまな職業のあることをアピールした方がいいですね。そして、「プロジェクトX」的に、あの満足感あふれる顔で、仕事の楽しさを知らせる事ができるといいですよね。

投稿者 miffy : 2006年04月08日 19:32

私の場合は、また少し違っていて、高2の時、理系/文系を決めなければいけない時期には、まだなりたい職業は決まっていませんでした。自分の興味としては、文系(国文)に進みたかったのですが、一生続けられる仕事に就くには、理系の方が有利だろうという自分の判断で、結局、工学部に進みました。工学系は実学ですから。
今、大学で学んだ延長の仕事に就いていられることは、ラッキーで幸せなことだと自分では思っています。
しかし、これからは理工系では、大学院まで進まないと自分の専門を生かせる職業には就けないとも言われているので、親の立場としては頭が痛いことです。

投稿者 authenticity : 2006年04月09日 18:14

国文希望から工学部。これもまた面白いモデルですよね。科目の好き嫌いよりも、将来を見据えて選択するというのは、子供たちに知ってほしいことですね。やりたいことがあれば、苦手な科目もきっと得意になる、ですよね。
また、確かに、理工系は大学院以上に進まないと、専門的な職業には就けませんよね。大学でやっていた研究が、そのまま企業の研究につながっていくということもあり、専門をきっちりと身につけていかないと、やっていけないのでしょうね。うちの子は、物を作りたいと、建築系を目指しているらしいので、「大学院まで行かないと仕事できないよ」と今から吹き込んでいます。

投稿者 miffy : 2006年04月09日 19:29

教育現場の課題も山積しているようですよ。まず、今の先生は自分の研究だけが興味の対象で、人を育てるという意識が希薄であると指摘する大学の先生もおられます。一方、経済的に恵まれている現代の若者たちは、自分探しで大学院にまでいく人間が多いけれど、なかなか成果が出せない場合も多い。そして院に行っても、担当教官に、現在の流行りの研究は何ですかと聞く学生も多いとか。それからドクターニート(私が勝手に呼んでいますが)も多い。ドクターをとっても、社会への適応力に欠けて、プライドだけ高く、職につけない人も多い。こんな状況も一方ではあります。それから、建築学部を例にとると、仕事がない人は、大学の講師で食いつないでいる人が多い。そんな人はあまり学術的ではなく、自分の仕事の自慢話だけで終わる授業もあると聞いています。建築学は実学ではありますが、教育のなんたるかを考えて授業はやってもらいたい。このような状況を聞くと、全部が全部、悲惨ではないけれど、大学もしっかり中味を確かめて進学する必要があるようですよ。

投稿者 虎々 : 2006年04月12日 11:47

短期間に成果を求める現代にあって、じっくり育てるという時間がなくなってきたのではないでしょうか。教育における成果を評価するシステムを変えていく必要があるかもしれませんね。
大学も今では情報公開で、いろいろな情報が飛び交っています。どれもすばらしい成果を挙げている大学、研究室ばかりで選ぶ方も大変な気がします。中身をしっかりと確かめるのは、難しいことかもしれません。やはり親も一緒に見てあげたほうがいいか。それとも自己責任で子供だけで選ばせるか。悩ましいところです。自分のやりたいことをしっかり見定め、進学するようにさせなくてはいけませんね。

投稿者 miffy : 2006年04月13日 09:20