2006年05月28日
講演準備
6/10に、技術士会の行事「修習技術者研修会」で講演をするので、その資料の準備をしていました。
講演といっても1時間程度のものです。私は、この「人前で話す」というのが、あまり上手ではありません。
自分があがってしまうことはあまりないのですが、ペース配分が下手くそなんです。もちろん、事前に「だいたい半分の時間でこのスライドまで話して…」等、計画はしているのですが、なかなかうまくいきません。
一番悪いのが、早口の癖が抑えきれないことです。初めのうちは意識してゆっくりしゃべっているのですが、意識して、は10分くらいたつとどこかに消え去ってしまいます。途中で思い出すと、その時はゆっくりしゃべるのですが、話しているうちにまた忘れてしまいます。
研修講師をやるようなこともたまにありますが、たいてい感想のところに「早口だ」と書かれます。わかっているのに…
知り合いで、大学の非常勤講師をもう20年以上やっている方の話で印象に残っていることがあります。「今日は用意したことの半分くらい(の量)しか話せなかった」と思ったときの方が「わかりやすかった」と評判がいい、と言うのです。自分が「今日は言いたいことを全部話せたぞ」と思うときは、「ついて行けなかった」と評されることが多いのだそうです。
「話す方(=自分)は、当然話したいことの中身をよく理解しているけれど、聴く方は初めて聞くのだから、自分と同じスピードで理解するわけではない。それが当たり前だ。自分が物足りない程度のスピードや、しつこいと思う程度の繰り返しの方が理解しやすいみたいだね。限られた時間でたくさんの内容を話そうとするのは、話し手の自己満足なのかもしれない」と聞いたとき、なるほど、と思いました。
今回、それを意識して、あえて話す内容(=スライドの数)を絞ってみたのですが、これでうまくいくかなあ。また、すっかり忘れてスピード違反で暴走して、時間があまるだけだったりして…
投稿者 misto : 2006年05月28日 10:40
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コメント
うーん、私も苦手です。もともと無口なIT技術者(笑)だったので、人前で話す機会が増え始めたころは困りました。先輩に聞くと誰もがクチをそろえて「場数を踏むこと」と言います。そんなこと言ったって、場数を踏むまでの間はどうしたらいいの?と思ってました。(いま、もしアドバイスを求められれば、私も「場数」と答えそうです\(^^;ヲイ。)
私はニコニコ顔を忘れてしまうので、手持ち資料のところどころに、「ニコニコ顔を思い出すためのニコニコ顔」を書いておきます。早口のmistoさんなら、どこかにスピードを緩めるためのマークを入れておくといいのかもしれませんねー。
早口の人はたいてい、アタマの回転も速くて、次々と先のことを考えているようなので、反対に尊敬してしまいます。
投稿者 なも : 2006年05月28日 20:51
>早口の人はたいてい、アタマの回転も速くて、…
残念ながら、そんなにかっこいいものではありません。
ゆっくり穏やかに話せる人の方が頭良く見えると思うし、実際そうだったことが多いような…
私の昔の上司たちが飲んでいて、何かの拍子に私の早口が話題になった時に、「オレは7割は聞き取れるな」「ボクは半分くらいかも」なんて、失礼な会話があったそうな。一番失礼な(でも一番かわいがってくれた)上司が、次の日嬉しそうにフィードバックしてきて、「俺はね、*ほとんど*わかるよ」だって。
どうやら、わかんないけどとりあえず返事してるって時もあったらしい(^^;
投稿者 misto : 2006年05月31日 00:05
時間配分と笑顔ですね。
参考にさせていただきます。
でも、7割?半分?ほとんど?って、日本語で話している時のことですよね。そりゃ あんまりだ!
投稿者 authenticity : 2006年05月31日 12:34
人前で話すことは本当に大変なことに思います。私も苦手でした。自分の言いたいことだけと話をして、はたして聞いている人はどれだけ理解をしていたのかと思うことがありました。でも最近女性技術士の人の話を聞いているととても話が整理されていて判りやすく、伝えているように思います。話すをするときは自分の考えている内容をいかに相手に伝えるかです。聞いている人に伝えるためには、話が面白くふくらみがあり、専門分野以外にも知識を蓄えて余裕が持てたら最高です。なかなかそこまで行くのは大変だと思いますが、これも勉強と経験かもしれません。
投稿者 秋桜 : 2006年06月01日 21:19
みなさん、結構「苦手だ(った)」と思っていらっしゃるのですね。それだけでも、少しほっとしました。
才能もあるのでしょうが、やっぱり経験、場数がものをいうのでしょうね。幸い、声をかけていただけるチャンスが少しずつ増えているので、しり込みせずに、いただいたチャンスをモノにして、地道に場数を増やしていこうと思います。
投稿者 misto : 2006年06月01日 22:11