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2006年07月21日
チーム・マイナス6%
皆さんのお勤め先などでも、この活動に登録・参加しているところは多いのでは。環境省のHPを見ると7月20日現在で7,335の団体が登録しているようです。
私の事務所でも「チーム・マイナス6%」に参加しており、冷房設定温度28度を守るよう、たびたびお達しが回ります。(それって普段守ってないから?)
空調機側での設定温度を28度にすると、事務所の室温はもっと高温となり、同僚たちは「暑い……暑すぎるぅ……」とへたばっています。
ある企業(?)で、こんな嘆願メールが総務宛に届いたそうです。
<暑くてしょうがない。規則なので冷房設定温度を28度未満にできないことは仕方がないと思うが、かわりに各自のデスクに小型扇風機を一台ずつ配備してあげてほしい。会社は社員に対してそれぐらいしてもいいはずだ。>
チーム・マイナス6%への参加だけでなく、大金を投じてISO14001の認証取得もし、eラーニングを導入して定期的に環境教育を実施している企業に所属する課長の笑えない実話。
燃料電池内蔵の超環境配慮型扇風機を!という訴えではなかったみたいです。
環境省によると、すべての事業所等において、冷房の設定温度を、従来平均の26.2℃から28.0℃に上げることによって、ひと夏で約160~290万トンの二酸化炭素を削減することができるそうです。これは、京都議定書目標達成計画の中で、オフィスビルなどに割り当てられた削減量の約5~9%に相当する量だとか。
2005年2月の京都議定書の発効から1年以上が経過し、第一約束期間の開始である2008年が間近になりました。日本の温室効果ガス排出量は1990年より増加しており、これでは、2012年までに削減目標を達成することはかなり難しいといわざるを得ません。
産業部門では概ね目標が達成されているようですが、家庭部門においては、様々な対策が講じられているにもかかわらず、削減には結びついていません。生活水準が高いレベルに安定的に保たれている現代日本において、抜本的な電力消費量の削減など不可能というのが現実のようです。
結局、日本の政府は、クリーン開発メカニズム(CDM)をはじめとした京都メカニズムの活用という「裏技」に頼ることになるのでしょう。日本がより高度な省エネルギー技術を開発して自国の排出削減を目指すよりも、発展途上国に日本の現有技術を提供することによって、かつて日本が犯してきた大きな環境負荷の発生を未然に防ぐことの方が、地球全体の帳尻合せとしてはよりよい方法であるというわけです。
京都メカニズムを「詭弁だ」というつもりはありませんが、それでもやはり、肝心の温室効果ガスの総排出量は増え続ける事実を忘れてはいけないと思います。
実は、我が家には5年ぐらい前から冷房機がありません。10年以上使った大型のエアコンが故障した時、部品がないため修理できず廃棄することになったのですが、その後、新規に購入しませんでした。
環境によろしくないことはやらない主義というような志の高さでは決してなく、毎年、家電品のバーゲンを待ちながら、暑いことは暑いけれど我慢できるので、結果として買わずにすませている、というのが実際のところです。
地球にやさしいということは、少しぐらいの「あせも」は気にしないということに近いように思うのですがどうでしょうか?
投稿者 MCAT : 2006年07月21日 03:29
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コメント
MCATさん、多才ですね。絵が描ける人、うらやましいです。
私も、去年の夏の終わり近くなってエアコンが壊れました。シーズンの終わりに買うのはなんだか損な気がしたので、翌年(=今年)まで我慢することにしました。そのあとも暑い日はあったのですが、なければないでなんとかなるもので、扇風機でしのいでいました。結局そのまま去年の夏は終わりました。
でも今年は早々に買っちゃいました(^^;
あると、つけちゃいますね。ここ数日は、さすがにつけていませんが。
ちなみに、今日、職場は寒いくらいでした。なんだかなあ、と思います。
投稿者 misto : 2006年07月21日 21:33
misto さま
コメントありがとうございます。
5月の連休、mistoさんちのエアコン取付事件(?)の記事を読んで「今年こそ、ウチでもエアコンを早目に注文しないと……」と思ったのですが、工事を伴うような面倒なことはついつい後回しにする性格のためか、まだ購入していません。もう少し待つと安くなったりするのかしらん。
「大暑」に向かっているのに、涼しい日が続いています。
投稿者 MCAT : 2006年07月21日 22:45
うわー、絵かけるんですね。素敵ですー。多才!!
会社、寒いです。オフィス部分はさすがに今年は“ぬるめ”ですが、会議室や集会場がキンキンに冷えてます。夏場こそひざ掛け&カーディガン持参でミーティングに向かいます。
でもMCATさんの記事を読んで、勇気がわきました。月曜に施設管理に申し入れをしようと思います!
投稿者 なも : 2006年07月21日 23:17
とてもきれいで素敵なブログだなあと思います。
私の勤め先も、冷房設定温度が上がっています。
先日、「ああーやだなあ、夏の制服。私はこの服を制服にさせて頂きたいのですがと、いちおう会社にお伺いを立てるってのはどうかなあ。」と言っている女性がいて、うーん、制服って着る必要あるかなあとちょっと思いました。
私も昨年まで、実は「あせも」ができ、男性社員みたいに、クールビズしたいなあと切に思っていたのですが、今年は、カーディガンが手放せません。ダイエットして、冷え性になりかけているのかもしれません。
冷房の設定温度が上がった分、ちょうど体重を減らすには、一体何キロがいいのかなあと、ちょっと思ってしまいました。
投稿者 一口カステラ : 2006年07月22日 05:05
なも さん
一口カステラ さん
コメントありがとうございます。
事務所の室温管理って難しいですよね。
同じ室温を、寒いと感じる人も暑いと感じる人もいますから。
さらに、梁の位置、空調機の吹出し口の配置によって、凍えちゃう席、暑くてたまらない席が、どうしてもできてしまいます。
たま~に、深夜にちょこちょこと描いたりしてましたが、最近は老眼がどんどん進んで、離れたものを見ながら、手元の紙に絵を描くことができなくなってきました。悲しいです。
投稿者 MCAT : 2006年07月23日 00:31
地球温暖化の問題は本当に深刻になってきたと思います。生活レベルが向上すればどうしてもエネルギー消費が上がることは当然のことで、太陽光や風力など自然の力を借りてクリーンなエネルギーで生活をしても、それを維持するためにはどこかで枯渇しない限り石化燃料が使用されるのではないでしょうか?
そして地球の自然その他が狂ってくる感じがします。
日本は削減率の低下を国内では実現不可能ということで途上国への技術提供でカバーするというのもまやかしのように思います。
会社や公共の場ではかなり冷房は効きすぎという感じがします。個人差、男女差、仕事の内容などで同じようには出来ないかもしれませんが、オフィスの空調は28度は守って欲しいですね。娘は冷房病もあって仕事をやめざるを得なかったようです。
家庭の削減率は低いとのことですが、やはり一度生活水準が高くなるとこれを落とすことには抵抗があるのですね。でも、私は仕事を退職して6年になり、家で過ごすことが多くなりましたが、夏は33度くらいまでは、扇風機と団扇で過ごしています。寒がりで冬のほうが苦手なのでどうしても暖かくしたいの
で、最近は1ないし2枚多く着て過ごすようにしていますが、年を重ねてきたので無理はしないようにとは思っています。
投稿者 秋桜 : 2006年07月23日 12:59
地球温暖化の問題はほんとうに深刻です。
新エネルギーの活用も対策のひとつですが、現時点では経済的にペイしないことをはじめとして、さまざまな問題が山積しています。
自治体や企業レベルで、温室効果ガス排出の削減の方策を実施していかなければならないことは確かですが、やはり個人レベルでの取り組みも大切だと思います。
秋桜さんのご指摘の通りで、一度生活水準が高くなるとこれを少しでも落とすことは不可能に近いことのようです。冷暖房の設定温度を1℃変えるだけでもかなり違うのですが、それもむずかしいのかもしれません。
生活レベルを落とさずに実施できる取組みを紹介します。
●待機電力を削減する。
「主電源を切る」それだけのことです。オフィスのパソコンも。
●風呂の残り湯を洗濯に使いまわす。
これはウチではやっていません。まずはホームセンターに行って、ポンプを買ってこなくては。
●ポットやジャーの保温を止める。
ポットやジャーの保温は利用時間が長く、多くの電気を消費します。勤務などの外出時は、ポットの保温を止める方がいいですね。ごはんは電子レンジで温め直すほうが電力の消費は少なくなるそうです。
●家族が同じ部屋で団欒し、冷暖房と照明の利用減らす。
家族の会話が弾めば、ついでにTVやゲームの電力消費も減るかも……。
●自動車の運転時、アイドリングストップを行なう。
投稿者 MCAT : 2006年07月24日 22:53
先々週になりますが、母の3回忌で帰郷しました。朝は犬の散歩でお城山という城のある山頂まで登ります。自宅は井戸水なので夏はつめたーい水で顔を洗い、一気に目が覚めます。お天気がよい日は朝、昼、晩と庭で食事し、草抜きや庭の掃き掃除など。刺すような暑さの中での作業は汗だくでキンキンの麦茶、かき氷、ビールが体に染み渡ります。近所の子どもたちは午後から川で泳ぎます。それに混じって大人も犬も水遊びに興じます。我が実家にはクーラーはありませんし、山が邪魔をしてテレビの画質も悪いためにNHKのニュースを見る程度。このように一日のほとんどの時間を屋外で過ごします。東京からの新幹線を下りると暑っ!と思うのですが、いざ、家での時間が流れはじめると、暑さはむしろ心地よい季節の安心感につながります。押し込められた都会の生活スタイルではなかなかマイナス6度は困難ですが、大いなる田舎暮らしは精気を取り戻すことにも役立ちます。今年の夏はクーラーを止めて、しばし田舎に足をのばし、セミの声を楽しんではいかがですか?
投稿者 虎々 : 2006年07月26日 10:16
初めてこのブログを読みました。専業主婦の私には全く縁のないブログですが、投稿しようと思ったのは何故でしょうか?もう何年も前になりますが、子供の学校で役員を引き受け、広報を担当したことがあります。環境問題も取り上げ、地球温暖化についても書きました(もちろん皆で分担してですが・・)。そのときは自宅でも風呂の残り湯で打ち水をしたり、よしずを立てかけたり、買物袋の持参やご飯のまとめ炊きなどもした記憶があります。でも続いているものは一つもありません(>_<) 今回、ひょんなことからこのブログを読ませていただき、皆さんのコメントを読んで刺激されました!また頑張ってみようかと。ただ今年に限ってのことですが、クーラーを使わないようにしています。理由はとても不純で、お気に入りの歌手がのどの保護のために部屋に冷房を入れないと聞いたからです。《どんなに暑くてもすずしい顔で過ごしましょう~できるかな?》という彼のメッセージにつられて・・・。いつまで続くかアヤシイですが、MCATさんの個人レベルでの取り組みも大切という一文、大切にしたいと思います。
投稿者 from B to Z : 2006年07月29日 17:34
先ほどのコメント、確認せずに投稿したら文章が途中で切れていました。何故でしょう?パソコン初心者なもので・・・。続きを書きます。
今回、ひょんなことからこのブログを読ませていただき、皆さんのコメントを読んで刺激されました!また頑張ってみようかと。ただ今年に限ってのことですが、クーラーを使わないようにしています。理由はとても不純で、お気に入りの歌手がのどの保護のために部屋に冷房を入れないと聞いたからです。《どんなに暑くてもすずしい顔で過ごしましょう~できるかな?》という彼のメッセージにつられて・・・。いつまで続くかアヤシイですが、MCATさんの個人レベルでの取り組みも大切という一文、大切にしたいと思います。
投稿者 from B to Z : 2006年07月29日 17:42
from B to Z さま
はじめまして。
投稿ありがとうございます。
「全く縁のないブログ」なんて、そんな寂しいことはおっしゃらずに……。いろいろなことをみんなで考え、楽しいことをどんどん発見するのをテーマに2ヶ月間やりたいと思っています。どうぞおつきあいください。もちろん2ヶ月後以降もよろしくお願いいたします。
コメントが2つに別れてしまいましたが、続けて読むことができますので大丈夫ですよ!
原因はわかりません。ごめんなさい。私もブログは初心者なので実は仕組みがよくわかっていないのです。
この会にはIT関連の技術士の方がたくさんいらっしゃいますので、もしかしたら、コメントしてくださるかもしれません。
地球温暖化を止めるためには、国や大企業が動かないことにはどうにもなりません。けれど、個人の意識や行動も大切だと思います。
ケニア出身の環境保護活動家であるワンガリ・マータイ氏が、日本人の「もったいない」という考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として感銘した、と聞きました。「もったいない」という言葉には、消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)、修理(リペア)の概念すべてを一語で表しており、これに相当する意味を持つ言葉は、世界中を捜しても見つからない、とマータイ氏は言ったそうです。
実は私も、LOHASやecoなどの「おしゃれ」系の環境志向より、いかにも昔くさい「もったいない」という考えの方が役にたつような気がしてしまいます。外国人のマータイ氏が感じ取った日本人の「物に対する敬意や愛情」を個人が思い出すことによって、事態は変わっていくように思います。
さて、私はモノを作る側にもいるわけですが、「もったいない」と思われて、いつまでも大切にしてもらえるモノを作っていかなければならないと強く思いました。
投稿者 MCAT : 2006年07月30日 02:43
私は、よく行くスーパーの紙袋を、かばんにいつも入れています。
そのスーパーの紙袋を持ってきたら、10円引になります。そのスーパーのビニール袋だと、5円引になります。そのスーパーの袋でないとだめです。宣伝効果のためでしょうか。どんどんよれよれになっていく紙袋を持ち歩いているのですが。
他によく行くスーパーは、「お買い物袋スタンプカード」があり、スタンプ20個で40円のお買い物券をくれます。
こういったサービスをしてくれるスーパーが多くなったように思います。私は、得した気分になるので、大いに利用しています。
投稿者 一口カステラ : 2006年08月06日 04:12