2006年08月21日
芸術のことは…… 小津安二郎
自宅のご近所、江東区古石場文化センターには、生誕100年記念の「小津安二郎 紹介展示コーナー」があります。
この文化センターには我が家の最寄り図書館があり、休日ちょろっと立ち寄る場所のひとつです。保育園や学童クラブ時代には、イベント会場としてずいぶんお世話になりました。さらには、つい最近まで、ウチの子供たちの雨の日の遊び場の定番でもありました。(ニンテンドウDSの赤外線通信機能をフルに使って大人数で遊ぶらしい)
さて、話を戻しまして。
映画監督小津安二郎氏は、1903年12月12日、江東区深川1丁目(当時の地名では、深川区亀住町)で生まれました。「東京物語」を代表作とした日本映画界の巨匠であり、平凡な家庭の情景の中に日本人の心情を描き続けました。
実は、覚えている限りでは、小津氏の映画は一度も見たことがありません。作品のことはなんとも言えないのですが、2003年、記念行事で、全館「小津情報」満載だった文化センターのEVに張ってあった言葉を妙によく覚えています。
何でもないことは流行に従う。
重大なことは道徳に従う。
芸術のことは自分に従う。
そんなつもりはないのですが、ちょっと欽ちゃんに似ているかも???
投稿者 MCAT : 2006年08月21日 23:41
コメント
私は本屋さんで料理本を見るのが好きで、小津安二郎氏にまつわる本を見かけたことがあります。食にこだわりがあられる方のようです。
投稿者 一口カステラ : 2006年08月25日 00:49
一口カステラ さま
やはり文化人はグルメが多いということでしょうか。
図書館で見つけましたので小津監督の「早春」という映画を借りて観てみました。
戦後、高度成長期に移行しつつある時代のサラリーマンの孤独や悲哀、壮年夫婦の倦怠感と諦観のようなものを描いた作品でした。
笠智衆さん、山村聰さんなど懐かしい俳優さんたちが、まだまだお若い姿で出演されていました。
投稿者 MCAT : 2006年08月30日 01:36