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2006年09月06日

It's a boy.

CU031_L.jpg秋篠宮家に男子が誕生しました。
おめでとうございます。
皇室に男子が生まれたのは41年ぶりで、「現行」の皇室典範によると皇位継承第3位にあたるそうです。


秋篠宮ご夫妻が、「臍帯血」の提供を申し出られていたことが報道されました。
(毎日新聞 2006年9月6日)

00018211.JPG臍帯血とは、出産の時赤ちゃんの臍の緒とお母さんの胎盤にある血液のことです。一般的には、臍帯血は出産後は不要となり、医療廃棄物として捨てられています。 しかし、臍帯血の中には血液細胞を作り出す「造血幹細胞」がたくさん含まれていることが発見され、この造血幹細胞を活用して、骨髄移植と同様の治療を行うことができるようになりました。しかも、臍帯血の造血幹細胞は、骨髄よりも増殖能力が強いのが特徴です。臍帯血移植は、白血病、再生不良性貧血、全天性免疫不全症、先天性代謝異常疾患などの病気の治療に実用化されています。

0008328.JPG取得された臍帯血は窒素冷却して半永久的に冷凍保存されます。適合する型の臍帯血を必要とする患者さんの要望に応じて利用されています。日本さい帯血バンクネットワークの発表によると、1997~2006年現在までの累計で、3,175例の臍帯血移植が行われています。

0008316.JPG臍帯血移植の最大の長所は、ドナーの負担がほとんどないと言うことです。骨髄移植の場合、ドナーは入院して全身麻酔を行ってから、骨髄から骨髄液を採取しなければなりません。一方、臍帯血の採取は、母体からも赤ちゃんからも切り離した臍帯から行われますので、体につらいことや、苦痛を感じることはありません。、唯一の負担といえば、ドナー(母親)から検査用血液(5~10cc)を採取することだけです。


PL060906-05.jpg私が出産した当時(1989、1993年)には、臍帯血移植のことはあまり話題になっていなかったように思います。もし知っていれば、少しは役に立てたかもしれないと、今更ながら残念に思います。


献血カードと臓器移植ドナーカード。
そういえば、最近、献血していません。

投稿者 MCAT : 2006年09月06日 20:34

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コメント

有名人がこういうことをやってくれると、とてもいい宣伝になりますね。特に、今回は有名人中の有名人ですし…
臍帯血提供のことが話題になるだけでもいいことだと思うし、これで流行になったりしたらもっといいし、いいことをしてくださったなと思います。

私は、せめてもの社会貢献として積極的に献血していたのですが、とある期間にたった1日だけイギリスにいたという理由で、5月から献血できない人になっちゃいました。

投稿者 misto : 2006年09月08日 21:11

mistoさま

はい。ほんとうに。
臍帯血提供が当たり前の世の中になるといいと思います。
現在は提供に応じる人が少ないことよりも、臍帯血を採血できる施設とスタッフを備えた病院の整備不足の方が問題のようです。

そういえば、かなり前のことですが、秋篠宮ご夫妻の最初のお子さんのご誕生の時は、ご公務の時の「冷凍母乳」が話題になりましたよね。
私も長男の時に「哺育時間」の制度を活用して、事務所で搾乳し冷凍庫で母乳を冷凍していました。
が……。
今は粉ミルクもいいものになっているよ、気持ち悪い、そこまでしなくても……など、いろいろ周りから言われて、悲しい思いをしました。

私の長男の時から何年かたってからのことでしたが、『有名人中の有名人』の方が、冷凍母乳育児を実践してくださったので、なんとなく汚名返上できたような気がしたことを思い出しました。

投稿者 MCAT : 2006年09月08日 23:42

生命の誕生は素晴しいですが、女より男の方が価値がある、女の子より男の子を産む方が価値があると、日本国で決定されたような気がちょっとするのは、私だけでしょうか。

投稿者 一口カステラ : 2006年09月09日 21:25

男の子も女の子も、産めるのは女性だけですから。
男系男子の血統って、生物学的には、意味のあることなのかなぁ~って、素朴な疑問を持っています。どなたか詳しい方教えてください。

私は喘息薬服用のため、mistoさん同様 献血できない身体になってしまいました。献血できるって幸せなことだったんだと気がつきました。

投稿者 authenticity : 2006年09月10日 16:18

男には中々理解しがたい、女性ならではの記事ですね。最近、子供にまつわる嫌な事件が多い中で、今日のニュースで面白いことを言っていました。スウェーデンでは、子供は神様からの授かりもので、大人になるまで育てたら社会に返すんだそうです。日本の場合は、親の所有物というような帰来が多いと感じます。昔、古文で万葉集を習った怪しい記憶のなかで、子供は国の宝なりと歌った和歌?がありましたが、当時の考えが現在のスウェーデンとあい通じるものがあるような気がします。現在でも理解できる考えであることを思えば、日本はどこでどう変わったんでしょうね。

投稿者 チョコ : 2006年09月11日 17:53