« 2006年09月 | メイン | 2006年11月 »
2006年10月30日
菊の季節
こんにちは。白鳥です。
あちらこちらでいろいろな色の菊が咲いています。我が家の庭にもたくさん咲きました。菊は小菊がかわいらしいですね。
母が最近買ってきた鉢植えの菊のつぼみが開き始めました。母は花中毒のようなもので、庭にたくさんの花が咲いているのに、かわいい花を見るとつい欲しくなってしまうのです。
少しピンクがかったキクはタカハマギク、つぼみのままのような黄色いキクはイソギクです。イソギクは葉っぱの周りが白っぽくて美しいです。
白い菊はノジズリギクです。ノジズリ岬という岬に咲いているそうです。葉が枯れたように赤くなっているのと青々しているのとあります。それぞれ以前スケッチしました。
ピンクのキクやノコンギクも以前スケッチしました。
だいぶ前に母が寄せ植えした秋草をスケッチしたものとその友禅です。友禅は、普通、模様の輪郭を糸目糊でくくりますが、これは無線友禅といって、糸目糊でくくらずに、直接描いています。遊び心で作成したものです。
次も無線友禅です。これも大分前のことになりますが、スケッチなどせずに直接布に描いたものです。この頃は集中して描ける時間がありました。懐かしいです。以前はスケッチもたまにしていましたし、今より友禅に集中することができました。今はちょっとできない状況で、我慢の時だと思っています。
いつもの散歩道にもたくさんのキクが咲いています。藤色のキクがたくさんあったのですが、農家の方が一斉に草刈をしたらしく、殆どなくなっていて、がっくりしてしまいました。
先日もリキと朝の散歩をしていると、なんと5mくらい先に白鷺が1羽歩いていました。田んぼからドジョウでしょうか、ぬめっと光るものを捕らえて飲み込みました。そして、おもむろに私たちが歩く畦にひらりと上がったのです。間近でみると意外と背が高く、足は血が通っているのかしらと思うくらい細かったです。細い手のひらを重ねるように尾羽を重ね、しゃなりと歩いては止まってポーズを決めてくれます。感激でした。リキも気づいてちょっと息巻いていました。私たちがそれ以上近づくとさすがにひらりと田んぼに降り、大きな翼を広げてゆ~らゆらと優雅に飛んで行ってしまいました。写真を取れなかったのが残念です。でもリキとの散歩では仕方がないかな。
投稿者 shiratori : 22:07 | コメント (12) | トラックバック
2006年10月22日
ある日のクリ
こんにちは。白鳥です。
ウチのかわいい息子の自慢です。クリは小雨の降る日に拾った猫です。よく似た兄弟と一緒に捨てられ、そちらは先に拾われ、クリだけが取り残されていました。なんでこんなにかわいい子を捨てたのか、信じられない気持ちでしたが、ウチに来てくれて本当に幸せです。当初私の部屋から出さなかったためか、とても人見知りで臆病な子に育ち、虫も殺せません。目の前を小さな虫が歩いて通っても、小首をかしげてそっと手を出しはしますが、捕らえることをしません。私と母がどんなにイジっても、なすが儘です。気が優しくて力持ち、臆病なくせに鈍感で、おっとりしています。
写真は、紙袋に首をつっこんだのはいいけど、取れなくてそのままになっているところです。猫は、袋や箱に入るのが大好きで、すぐ中に入ろうとします。この日はちょうど持ち手のところから首を突っ込んで、うまく入ってしまったようです。普通、猫は嫌がってはずそうとしますが、クリの場合、あまり意に介しません。しばらくの間、栗饅の2個入った袋を首からぶら下げていました。私が「クリちゃん、どうしたの?」と問いかけると、『なあに?ご飯くれるの?』と見上げます。あまりにもかわいいので、写真を撮っちゃいました。
「クリちゃん大丈夫?」
『うん?』
『なあに?ご飯?』
『早くお茶碗のとこまで行かなくちゃ』
『急がなくっちゃ!』
『ご飯くれるの?』
いかがでしたか?かわいいでしょう(親ばか)。
さて、庭の花を紹介します。
少し前にはピンクのシュウメイギクがきれいでした。ワレモコウやオミナエシも咲きました。
今きれいなのは白いシュウメイギクです。だいぶ昔ですが、シュウメイギクの模様で帯を染めたこともあります。白くて清楚で、丸いつぼみや首のところがちょっと曲がっているのが愛らしいです。
ダイモンジソウの赤花が盛んに咲いています。ダイモンジソウの白は、花びらが一重で、細い筆で大の字をそっと書いたような形をしています。庭に直に植わっていますが、今年はまだ咲きません。
イワシャジンはもう盛りを過ぎました。
ノコンギクは今がきれいです。
マユミはこれから実がはじけてもっと色づきます。
黄色コスモスはぼかしたような花びらの色がかわいいです。
キク科の紫の花が咲いています。とっても背の高い花で、写真は空を見上げるように撮りました。秋の青い空がきれいです。
秋は空気が澄んですがすがしいですね。植物の色が深まったら、またお届けします。
投稿者 shiratori : 21:46 | コメント (3)
2006年10月15日
散歩道
こんにちは。白鳥です。
毎朝出勤前にリキと散歩に出かけます。私の家は山を切り開いた団地にありますが、すぐ下に田んぼが広がり、田んぼを取り囲むように林があります。山というには小さくて、林というのがちょうど良いくらいのものですが、ウチでは山と呼んでいます。小規模な里山と言ったところです。毎朝の散歩は、大体この田んぼの脇の農道を歩きます。最近は休耕田もあって少し寂しいのですが、近くの人たちが土地を借りて畑を作っていたりします。
季節ごとにいろいろな花が咲きますし、もうすぐ紅葉も始まります。植物などは、道端にあってすぐ目に付くものもありますが、花びらなどが舞い落ちていて気の付くものもあります。桜や山藤、葛などは散った花びらを見て、思わず目の上を探します。合歓の花も散ります。私は薄い紫の色が好きなのですが、この山にもいろいろな紫色の花が咲きます。春のスミレ、初夏の山藤、秋の萩や葛など、そのほかにも小さな名も知らない花もあります。特に山藤はたくさん咲いて、道が花びらで覆われてしまうほどです。もう秋ですが、それでも黄色や白、薄紫など、きれいな花が咲いています。いつもはリキと慌しく歩く道ですが、母とゆっくり散策してきました。
山間からこぼれる夕日が田んぼに映えてきれいでした。稲刈りはとっくに終わっていますが、草刈をしているのでしょうか。農家の方が遅くまで作業をしています。白鷺もよく飛んできます。稲藁を束ねてかけてあるのを『おだがけ』と言うのだと母が教えてくれました。呼び方は地方によって違うかもしれません。
以下にご紹介する草花は、『ヤマケイポケットガイド』も使って名前を調べてみましたが、それでもわからないのや、自身のないものもあります。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
はじめの5枚はキク科の植物だと思います。いきなりわからないのですが、白いノギク、それよりさらに小さいコギク、ノゲシ(ニガナの仲間みたいです)、ヤクシソウとシオン(かな?)。ヤクシソウは、「咲き終わると花がだらしなくぶら下がるのが特徴」とあります。本当にそうなのですけど、そこがまたかわいらしいです。シオン(?)は私の好きな薄紫の花です。キオンというのもあるらしいです。“紫苑”に対して“黄苑”のようです。
秋になって実をつけた植物があります。はじめの植物は、花や実の感じがトウガラシに似ていますが、名前がわかりません。次の赤くておいしそうな実はガマズミです。ホワイトリカーに漬けるときれいでおいしい薬草酒になるそうです。ヤブマメ(だと思います)は蔓草で、よく見かけます。ヨウシュヤマゴボウは濃い紫の実が光ってきれいでした。ドングリの実が道端にたくさん落ちていました。これも落ちているのを見て、そこにあることに気づきました。
今まで気づかなかったのですが、フジバカマが結構たくさんありました。写真はまだ蕾でかわいいですね。それからシソ科の紫の花もたくさん咲いていますが、名前がわかりません。ナンテンハギは、花房の数は普通の萩に比べて少ないですけど、緑の中に紫とピンクの色合いがきれいで目に付きます。ツリガネニンジンも私の好きな薄紫色で素敵です。ノハラアザミも紫系できれいですね。
キバナアキギリは、今までよく見たことがありませんでしたが、赤紫のシベがスーッと伸びていておもしろい形です。ウルシはたくさん見かけます。うっかり触るとかぶれるそうなので、要注意です。でも紅葉してきれいですね。そして、ママコノシリヌグイという何ともおかしな名前の植物です。タデ科だそうです。「花は金平糖のようでかわいいが、茎や葉にとげがあり、このとげで継子の尻をぬぐったらさぞ痛いであろう」とのたとえから付けられた名前だそうです。ぶっそうな名前で、花がかわいそうですよね。最後の花は、アキカラマツだと思いますが、アキカラマツは薄黄色とのことですが、これは白い花でした。
今まで気にもしていませんでしたが、ちょっと写真を撮っただけでこんなにたくさんの植物がありました。また、楽しみに歩いてみたいと思います。
投稿者 shiratori : 23:14 | コメント (6)
2006年10月10日
はじめまして
はじめまして。10月と11月担当の白鳥です。
家族は母と私とリキ(紀州犬オス11歳8ヵ月)、クリ(ブチ猫オス11歳2ヵ月)です。我が家を代表してリキとクリの近影をお届けします。
紀州犬は、イノシシを狩る犬で、気性がとても荒いです。人を噛むこと前科4犯のリキですが、最近はトシのせいかすっかりやさしい顔になり、くす~ん、と鼻をならすように甘えたりもします。出社前に毎朝散歩をするのがちょっと難儀ですが、足腰は鍛えられるみたいです。
クリは1日中、寝るか食べるかご飯をねだっています。外を見るのも大好きで、縁側に出してもらったいすにたっぷりと納まって、いいご隠居さんの身分です。
母が花好きなので、庭には1年中、いろいろな花が咲いています。先日撮ったミセバヤと彼岸花と孔雀草の写真を載せました。ミセバヤは、冬になると葉が真っ赤に紅葉してきれいなのです。
彼岸花は母がとても好きな花で、赤と白が咲きます。
私は孔雀草がとても好きなのですが、デジカメの腕が悪いみたいで、あまりうまく写ってないです。白と薄紫とピンクが咲きます。どうして孔雀草というのかわかりませんが、ちょうど孔雀が羽を広げているように見えるからかもしれません。花自体は小さくて決して派手ではないのですけど、街中などで見かけるとはっとするほどきれいで目に付きます。
最後に、つい最近味わった『自然』について。車で5分程行った野山を歩いていると、林の中にピンクのシュウカイドウが群生しているのを見つけました。落ち葉を踏んで歩いていると、瀕死のオニヤンマが落ちていました。体長は10センチ以上、目も大きく、胴に濃い緑の線が入っていて、まるでオモチャのようでした。しばらく行くと今度はモグラが伏して死んでいました。結構大きくて毛が密集して、今にも動きそうでした。びっくりしてさらに歩いていると、今度は仰向けに手を広げて死んでいるモグラがいて、本当にもう飛び上がるほど驚きました。誰もどかさないし、そのまんま。これが自然の出来事なんだなぁと思いました。ついでに栗も落ちていて、4つ拾って帰りました。こちらは丸々太った黄色い実がおいしかったです。