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2007年01月26日
東北のおすすめ温泉
昨日は書き忘れましたが,1月25日は「日本最低気温の日」です。1902(明治35)年,北海道旭川市で日本の最低気温の公式記録マイナス41.0℃を記録したそうです。その後,1978(昭和53)年2月17日に幌加内町母子里の北大演習林でこれより0.2℃低いマイナス41.2℃を記録したのですが,気象庁の公式記録の対象から外れていたため旭川の記録が公式の日本最低気温となっているそうです。
それで昨日,「寒い日には温泉で温まろう」と思って温泉の話をしたのでした。そして,「日を改めて」と言ったとおり日が改まったので,テンションが高いうちにおすすめ温泉をご紹介します。オレンジ印の6温泉です。
No.2 青森の奥薬研温泉「かっぱの湯」。「表ガッパ」「裏ガッパ」「夫婦ガッパ」の3種類があり,表と裏は混浴。中でも裏は,その名のとおり知る人ぞ知る秘湯。川っぺりにありますが,場所を知っている人からは丸見えです。
No.6 青森の酸ヶ湯温泉。一度に千人入れるという巨大な「千人風呂」があります。もちろん混浴。「混浴を守る会」もあって,日本の伝統文化として混浴を奨励しています。ただし,見ても見せてもいけません。浴槽の中央付近に杭が立っていて,そこの左右で男女が入る場所が分かれています。深い。
No.9 青森の不老ふ死温泉。「不死」ではないところがミソ。JRのポスターでこの瓢箪型の露天風呂を見た方もいるのでは。目の前が海,というよりは海の中に温泉がある,と言ったほうが的確。手前は風呂の湯,奥は海。
No.15 秋田男鹿半島の男鹿桜島温泉。日本海に突き出た突端にあるという最果て感がたまりません。日本海に沈む夕陽を見ながらの露天風呂も最高ですが,この日は大嵐でした。日本海の嵐は激しいです。
No.22 秋田の月山山麓にある月山志津温泉。月山に登ったあと,目の前に月山を見ながら露天風呂に入る。至福のひと時です。内湯にはこんな可愛い雪だるま。日本酒が入っていて,一口飲みながらのひとっ風呂です。
No.23 新潟からエントリー。村上にある瀬波温泉。夕陽をみながら入れる露天風呂は他にもありますが,雄大さと物哀しさとが同居している意味ではここが最高です。
実は仙台に越して来るまで温泉にはあまり興味がなかったのですが,こちらへ来てから俄然好きになりました。風土が気質を作るのでしょう。ちなみに,今年の仙台は暖冬ですが,昨年の最低気温はマイナス8℃でした。
投稿者 watanabe : 2007年01月26日 00:31
コメント
今回は自然の雄大さを感じさせるお湯ですね。
海の中のお湯に入ってみたいです。
雪だるまのとっくりに感激!欲しいな~!ちょっと崎陽軒のシュウマイに付いてるお醤油入れみたいですね。
投稿者 shiratori : 2007年01月27日 12:44
25日は、記事の内容を思い浮かべながら、小さい我が家のお風呂につかっておりました。
おすすめ温泉も名湯秘湯とは趣を異にしながらも素晴らしいですね。
掘削・穿孔技術の進歩で、東京にも大深度の「温泉」がいくつもできています。それなりに意匠も凝らし、機能・設備も充実させていますが、やっぱりこ~ゆ~ところにはかないませんね。
投稿者 MCAT : 2007年01月28日 01:30
白鳥さん,確かに「雪だるまとっくり」は初めて見るのにそんな気がしないと思っていたのは,「崎陽軒のシュウマイの醤油入れ」に似ているのでした。観察力鋭い。
ここの旅館は,夕食を終えて部屋に帰ると,この雪だるまとっくりとと同じ形の雪だるまが,夜食として温泉まんじゅうになってニコニコ顔で待っていてくれます。あんまり可愛いのでその夜は食べられませんでした。
投稿者 ひよこ : 2007年01月28日 10:29
MCATさん,そうなんですよね。東京にもあちこちに温泉が出てきて始めていて便利かつ快適になったものだと思います。機能や施設の充実度でいったら,たぶん東京近郊の温泉のほうが充実していると思いますよ。東北の温泉には,時間を浪費して宝物(景色,風,匂い,出会い,雪だるまとっくりくんetc.)を探しにきたい気持ちの時にぴったりくるかも知れません。
投稿者 ひよこ : 2007年01月28日 10:35