« 木に名前をつけよう!イベント開催 | メイン | 学校、企業、行政が協働でまちづくり »
2007年06月12日
白熱したパネルディスカッション
6月6日、秋葉原ダイビルにおいてJWEF主催のパネルディスカッション「女性エンジニアの過去・現在・未来」を聞いてきました。パネリストは㈱アスキングの青野代表取締役、日本IBMの内永技術顧問、㈱リコーの國井常務執行役員、東京医科歯科大学の都河教授、㈱SSLパワードサービスの守屋代表取締役社長の5名のそうそうたるメンバー。司会は日本IBMの菅原技術理事。話題の前半は女性が働く時の問題点。やはり男社会の壁とガラスの天井で管理職が少ない等がメインになりました。そのような中で大切なのは男性の意識改革と育休法などの適切な運用であるというここまではどこでも議論される当たり前のお話でした。この後から議論はヒートアップしてきました。
女性はもはや保護される立場から一歩踏み出さなくてはならない。攻めの姿勢が大切。産休の間もeラーニングなどを利用して新しい技術を身に付けることができる。今後は多様な人材登用、多様な勤労形態になっていくだろう。今までのように長時間労働が評価されるのではなくアウトプットの評価になる。このような中で女性はネットワークを作るのに優れており、新しいものを生み出す力があると思うので企業にとって女性は大事な人材である。ここにこれからの女性の働き方の原点があるという内容でした。
女性の働く環境はすぐには変わらないとは思うけれど、男性の意識改革ではなく女性の意識改革こそが環境を、社会を前進させていくことを改めて感じたシンポジュームでした。
投稿者 トマト : 2007年06月12日 13:45
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.pej-lady.org/blog/mt-tb.cgi/251
コメント
トマトさん、このパネルディスカッション行かれたのですね。豪華メンバーでしたね。女性の社会進出を切り開いてきた方々ですね。
私も内永さんの自伝的な本を最近読む機会があって、才能や環境にとても恵まれただけでなく、大変な努力と乗り越えてきた悩みがあったことを知りました。
私達も、まず目の前の問題をひとつずつ解決していけば、何か見えてくるものがある ということでしょうか。
投稿者 authenticity : 2007年06月12日 22:13
パネリストの方々は皆、輝いていました。影(乗り越えてきた苦労)が濃いほど輝きは強いのでしょう。
投稿者 トマト : 2007年06月13日 08:53
やはり先駆者の方々は、自分が失敗したら「女性はだめだと言われる」というプレッシャーは、大変なものでしょうね。
本当は、個人の問題なのに。
投稿者 authenticity : 2007年06月13日 12:44
50歳女性です。私が若い頃は、女性もばりばり働こうというキャリア志向の雰囲気が満ちていました。
今、私の職場の総合職の女性は子供が産まれるとともにほとんどがリタイア。残業が多いため働きにくいことは事実ですが、今は育児休暇や育児時間もあるのにそれを利用して働き続ける意欲が感じられません。どうしてなんでしょうか?
投稿者 中年女性 : 2007年06月14日 22:56
これからの働き方は多様化してきて個々人に合った方法を考えていくことは大切でこれには女性自身の意識改革が必要ということは私も同意見です。
私の40数年前の就職のときを考えると女性は結婚退職が当たり前、子供が出来て働く人は皆無でしたが、今ではその会社も多くの女性が育休を取得して働き続けています。研究職や管理職も増えてきています。やはり長い年月がかかるのだと痛感しています。女性の働く条件は整ってきていますが、昔のように保護されることを良しとせず男性と同じ長時間労働や出張などで頑張っている人も多いですが、やはり両立は困難になると思い私はあまり無理をしないで自然体で仕事が出来る雰囲気になって欲しいと思います。働く状況は厳しくなってきているかとは思いますが、女性が働くことの目的意識や意義を持ちつづけ無理はしすぎないことは大切です。長い人生です。頑張りすぎて身体を壊してはもったいないと思います。
先駆者の方々は本当に頑張ってやってこられたのだとは思いますが、皆が皆そうであることはないとに思います。
投稿者 秋桜 : 2007年06月15日 09:58
中年女性さん はじめまして。
男女雇用機会均等法以前は、男性社会に入り込んでやっていこうとする女性は、ごく限られた人だけだったので、それだけに志も高く、ばりばり派だったけれども、近年は門戸が広がった分、誰でも?とりあえず総合職まで進めるようになったということもあるのではないでしょうか?
そうはいっても、正社員・派遣社員の壁など問題はいろいろあるようですが。
投稿者 authenticity : 2007年06月17日 11:42