« 私の通勤 その2 101階段 | メイン | 今朝、最初の仕事 »
2007年07月15日
緑化推進のリーダーを育成します
毎年、全6回の緑化推進リーダーを育成する講座「花と緑のまちづくり講座」を開講しています。8月から募集開始です。この講座は単なる園芸講座ではなく、もっと幅広く花と緑の活動手法を学び、地域の緑化推進の担い手になっていただくための講座です。大きな特徴は、かわさきガーデナーやこの講座の修了生がスタッフ、ファシリテーターとして講座の企画運営に参加していることです。7月12日に第1回の会議を行いました。この講座を受けて改善したいこと、加えたらよいことなど、体験に基づいた意見交換をしました。講座開講までに4回の会議を開き、充実した講座を目指します。
今年は9月20日から来年2月14日まで開講します。主な内容は「川崎の花と緑を知る」「緑化推進リーダーについて考える」「緑の活動を学ぶ」「花をデザインする」「まちの緑をつくる」「私の緑づくりを始める」で、座学あり、見学あり、グループワークあり、発表会ありと盛りだくさんです。
「花をデザインする」では、市役所前の目立つ花壇、6箇所のデザインと植栽を実際にやってもらいます。個性あふれる花壇が出来上がることでしょう。
講座の2回目くらいまでは発表も緊張している様子ですが、最後には受講生のほとんどがリーダーとしての顔つきになって堂々と発表されるようになります。
また、講座を終了して「はい さようなら」ではなく、ネットワークを作ることも大きな目的としています。昨年は30名の方が修了されましたが、いくつかのグループができ、楽しい活動を続けています。
このような方々が緑いっぱいのまちにしてくれるのでしょう。
いずれ女性技術士の会の方々に講師をお願いできればいいなと思っています。
スタッフ・ファシリテーター会議
昨年の様子
投稿者 トマト : 2007年07月15日 08:30
コメント
「花をデザインする」素敵ですね。一番最後の写真のような光景はときどき眼にしますが,こういう活動の一端でもあることなど全然知りませんでした。センスの良い花壇もありますよね。
自然破壊の象徴ともいわれるコンクリート,そのコンクリートをこよなく愛するコンクリート屋の私としてはどうも分が悪いのですが,「緑いっぱいのまち」は大歓迎です。
CO2を出すと言っても電気なしに現在の生活があり得ないように,コンクリートも安全な構造物(社会資本)を造るには不可欠なものです。うまいところで折り合いをつけて共存していきたいなと思っていますし,それを実現するのもコンクリート屋の使命だと思っています。
でも,やっぱり「緑化推進リーダー」と「コンクリート屋」だと,世間的には負けちゃうなあ。
投稿者 ひよこ : 2007年07月17日 10:47
あれっ、ひよこさんらしからぬ弱気の発言ですね。
コンクリートだけでなく、自然に適う人工物はないと思います。
でも、現代の生活で人々の生命を守っているのはほかならぬ人工物でもあります。
技術屋は偉い!と自画自賛!
ガーデニングのリーダーやりたいです。
別にリーダーでなくてもいいので、いつか花や自然相手の仕事がしたいなぁ...
投稿者 shiratori : 2007年07月17日 18:43
あ,白鳥さん,どうもどうも,気弱なひよこです。ご無沙汰していましたが,学校の前期授業が終わって(あと補講と試験のみ)精神的&時間的余裕ができました。
「自然に敵う人工物はない」って仰せのとおりですよね。だって,白鳥さんこそ「花や自然相手の仕事がしたいなぁ」とは言っても「コンクリートで構造物つくりたいなぁ」とは言わないのがその証拠! そういう意味で,やっぱり「緑化推進リーダー」と「コンクリート屋」だと,コンクリート屋はどうも分が悪いと。
でも,こうやってこの会のブログでこういう話ができて,技術屋であることに対しては自負してます。みんなに喜ばれる構造物をつくりたいですね。
投稿者 ひよこ : 2007年07月18日 01:15
おひさしぶりです。
川崎市は市民の手による緑化活動がさかんですね。
素晴らしいことだと思います。
私が住んでいる深川では組織化されていない勝手な(?)な緑化が盛んで、何代も前からずっと住んでいるお宅の前の歩道では、バケツや発砲スチロールの箱(決して美的とは言えません)で花を育てていたり、日曜大工で棚を作って自己流盆栽を飾ったりしています。キレイだなと思えるものと、お世辞にもそうとはいえないものがありますが、頑張りすぎて歩道がかなり狭くなってしまっているところでは、すれ違えなくてちょっぴりご迷惑です。
休みの日に、バケツの植物(名前も不明)を、おじいさんが熱心に世話したりしているのを見ると、「OK!」と思います。
つくば市でも、女性庭師が「アーバン・ガーデナー」として組織化(TUG)されていて、数年前までは数千万円の予算を活用して都市緑化を展開し、当時の「建設大臣賞」など緑化の賞を総なめにするほどの活動ぶりで注目を集めていました。
その後、経済的な理由で活動を大幅に縮小せざるを得ない事態になってしまったことを、主催者の方に直接お伺いして、いろいろと考えさせられました。
川崎市での緑化活動が、市民のみなさんの血の通った手によって、末永く継続されていくことを楽しみにしています。
投稿者 MCAT : 2007年07月18日 01:20
ひよこさん shiratoriさん
楽しい議論ありがとうございました。
無味乾燥な人工物で安心、安全な町を作り、花や緑で潤いを与えるということではないでしょうか。
どちらが強いかというと… こんな光景を時々目にします。
「コンクリを 割って 芽を出す 緑かな」
Shiratoriさん、花と緑の推進の担い手になってください。 現在の担い手は高齢化し、また考えも硬直化してしまっているところが多々あり、若い人の力がこれからは不可欠になると思います。期待しています!
投稿者 トマト : 2007年07月18日 08:52
MCATさん
励ましのコメントありがとうございました。
市民の手による緑化活動には、高齢化の問題、予算の問題など課題は多くありますが、みなさんが生き生きと取り組めるよう、微力ながら支援をしていこうと思っています。
そのために一番必要なことは、ボランティアの方々と顔を合わせて話をすることだと最近つくづく感じています。例えば、助成金について電話だけで、または通知文だけで知らせしていると、その少なさに不満が募ります。でも、一度でも私たちが活動している現場に行き、話を聞くことで「予算がないならしょうがないなー」ということになります。
時間が許す限り現場に足を運ぼうと思っています。
投稿者 トマト : 2007年07月18日 09:08