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2007年11月20日

    遠州浜松日記-25

    手拭い(11/20)

    青リンゴ色に、りんご模様の手拭いです。
    このところ若者に人気の手拭い。
    日本文化再評価の波に乗り生産好調です。


    191120手ぬぐいブログ用.JPG


    この模様は、徳島の友人が浜松の染色工場で特注生産したオリジナルです。
    名刺代わりになって、もらった人も大変喜んでくれるとのことで2回目の発注。
    特に外国へ行くとフレンドリー効果抜群とのこと。
    紹介した紫屋に贈ってくれました。アリガトウネ。

    この手拭いは「注染(ちゅうせん)」という染色方法で染められています。
    注染は、生地を折りたたみ、上から染料をかける・・・というもので、
    日本独自の技法です。工場は面白いですよ。(紫屋)

投稿者 murasakiya : 2007年11月20日 08:38

コメント

手拭い、かっこいいですね。
「生地を折りたたみ、上から染料をかける」って、
どうしてそれでりんごが白く抜けるのでしょう?
たたんではさみを入れると対称の形になるってのは知ってるけど、どうするんでしょう???

投稿者 shiratori : 2007年11月24日 18:12

shiratori様
そう、説明が不足していました。
36cm(生地幅)×90cmの大きさの模様型紙を使う
のです。友禅でも使うのでしょう?模様部分が防染されて
写真ではリンゴ模様がそれです。
防染糊置きをして、布を引き返し折り畳み、
また同じ位置に防染糊を置く・・・の繰り返しで、
3反分を積み重ねます。
で、上から細いノズルのヤカンに入れた染料をかけると
防染以外の場所が一気に染まる・・・と言う寸法です。
(紫屋)

投稿者 murasakiya : 2007年11月24日 22:45

型友禅では型紙を使いますね。
反物に、1毎の型紙を載せて糊置きして、一分の狂いもなく隣にずらしていきますが、これがとてもむずかしそうです。
私は手描き友禅ですが、簡単な型友禅を工房でやらせてもらったことがあります。
手ぬぐいも重ねていくのが難しいのではないかしら。
糊を使うのは、沖縄の紅型やバリのバティックもそうですね。バティックは糊というよりロウだったかな。

投稿者 shiratori : 2007年11月26日 19:06

shiratori様
そうそう、その方法です。
模様を続ける型紙置きのテクニックが職人技です。

手拭いの場合は、1レピートの区切りがまとまっていて
引き返し部分を避けた模様ですので、糊置きは簡単です。
とはいえ、男の力無しにはできない。
ゆかたはその点、引き返しのツナギが難しい。
いろいろありますね。(紫屋)

投稿者 murasakiya : 2007年11月27日 09:37