2005年11月12日
最近読んだ本
韓国語の勉強が高じて、関連する本を いろいろと読み始めました。
最近読んだのは、この3冊です。
中公新書「韓国の軍隊」尹 載善:著 これは表題通り、韓国の軍隊制度を紹介した本です。日本人にとっては、戦争はもう遠い存在になりつつありますが、お隣の韓国には、今でも男子全員に対する徴兵制度があるのです。平和の重みの違いについて、考えさせられました。
講談社学術文庫「倭人と韓人」上垣地 憲一:著、同「日本古代史と朝鮮」金 達寿:著 この2冊は、日本書紀・古事記を手がかりに、当時の日本と朝鮮半島の国々との関係を考察した本です。大和朝廷時代の有力者は、全てといっていいほど、渡来人だったかも? そういわれて見れば、それも当たり前かも知れません。当時は、陶磁器や鉄器、織物、などの技術者あるいは政治制度・仏教などの面で ことごとく朝鮮の方が、進んでいたらしいからです。その中で、興味をひいたのは、朝鮮半島では、城壁をつくっていた(現代でいうところの)土木技術者が、日本列島に渡ってきて、城壁をつくる必要がなかったことから、あの巨大古墳(例:仁徳天皇陵)づくりに その技術をいかしたと考えられるとあったところです。ああいった古墳は、朝鮮半島にはないそうです。
そして、朝鮮の古い都、慶州と奈良がよく似ているそうです。ナラというのは、現代韓国語でも国という意味ですから、朝鮮から渡ってきた人々が、故郷を懐かしんで、ナラと呼ぶようになったのでは ということです。慶州と奈良を訪ねてみたくなりました。
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2005年10月21日
韓国語を始めて、もう5年です
NHK教育テレビのハングル講座(アンニョンハシムニカ)を見始めたのは、2001年のことです。
その後、3年前からラジオのハングル講座に移り、やはり独学では埒があかないことに気づき、昨年4月から 某大学の公開講座に通い始めました。1年と1学期間 休まずに通いましたが、(と いっても週1回で、夏冬春他休みあり)飽き足らなくなり、この7月から語学学校に行っています。とうとう、教育訓練給付コースにしてしまいました。1年間真面目に通えば、ハローワークから授業料の40%が戻って来るという本格的なコースです。
根が凝り性なので、一旦はじめると、熱心に続ける性分です。とにかく、言語そのものが面白いのです。語順、助詞の使い方、「こそあど」などは、日本語とほぼ同じです。漢字語から来ている語句も、日本語とよく似ています。それなのに、固有語(漢字語以外)の語彙は、全く似ていません。韓国・朝鮮はキライという人も、はじめたら、絶対はまると思いますよ。
そして、もう一つの魅力は、韓国の国民性ですね。顔立ち・背格好は かなり似ているのに、性格や考え方は、全く違うようです。とは、言っても 私は8月にICWESに参加するため、ソウルへ行ったのが、はじめての訪韓です。その時、韓国技術士会の女性2人と知り合い、友達になりました。2人の先生と合わせて、韓国人の知人は4人しかいないわけですが。今は、韓国技術士の一人とよくメールのやり取りをしています。彼女から来るメールは、いつも熱いというかエネルギッシュで、時には気後れしてしまうほどです。
それから、忘れていけないのは、食べ物です。これについては、書き始めると また長くなるので、別の機会にします。
これからも、日韓技術士会議などを通じて、韓国語を発揮できる機会は、ますます増えると信じて、明日の小テストの準備に追われてています。