科学技術は災害と戦争とともに進歩してきました。
太古の昔から自然災害は繰り返し起きてきたもので、むしろ災害が多い場所に様々な技術が生まれたとも言えます。
しかし産業革命以来、人類は急激に増え居住地域を広げ、それに伴い災害時の被害も大きなものとなってきています。
さらに地球温暖化により、災害発生の頻度は増えてきました。
関東大震災から100年を迎えた今年、広報部のみなさんのご尽力により震災特集号を公開することができました。
寄稿してくださったみなさま、アンケートにご協力いただいたみなさま、編集作業をしてくださった方々に心より感謝申し上げます。
特に、山本さんによる「季節と災害」は、気象庁の過去からのデータをもとに様々な災害を月ごとにまとめたもので、日本の災害がいかに多いか、を改めて感じることができます。美しい四季の風景、守るべき多様な生物とともに、私たちの暮らしはいつも災害と背中合わせです。
みなさまどうぞお時間のある時にじっくり読んでいただけたらと思います。
もし、ご感想などあれば、広報部までお寄せください。
理事長 宮地奈保子