【活動報告】第18回日韓女性技術士交流会

  • 日時:2025年9月13日(土) 15:00~18:00
  • 場所:日本 ホテル日航新潟 3階 孔雀
  • 活動形態:(公社)日本技術士会、韓国技術士会女性委員会、(特非)女性技術士の会の共催
  • 参加者:韓国13名
    日本15名(宮地、廣瀬、木村、沼澤、中西、飯島、千木良、池田、土橋、林、平永、安東、石黒、梶川、田上) 通訳1名:金
  • 開催経緯:2006年より「日韓技術士国際会議」のプレイベントとして開催
  • 報告:田上 (7.懇親会は沼澤担当)
  • 日韓技術士国際会議の全体テーマ(2025):大規模災害に対する防災・減災と技術士の役割

女性技術士交流会の内容:
1.開会宣言
「第18回日韓女性技術士交流会を開催いたします」と司会の沼澤氏より開会宣言があった。
2.自己紹介
 通訳込みで1分程度の枠の中で、名前、部門に一言付け加える形で自己紹介をした。久しぶりの再会に笑顔と拍手が飛び交い、また、新規参加者の紹介でも和やかな雰囲気が流れた。
3.活動報告
 日本:宮地理事長より、2024年~2025年にかけての当会の行事(シンポジウム、中高生向けイベント開催等)、女性活躍推進や固定的役割分担意識の状況の報告があった(写真-1)。
 韓国:申委員長より、2024年~2025年にかけての委員会の活動内容として、女性同士の交流会や勉強会、国際会議への参加等の報告があった。
 特別報告(日本):日本技術士会DEI委員会の飯島委員長より、2025年4月に日本技術士会はDEIの推進を宣言した旨の報告があった。

日本からの活動報告
写真-1 宮地理事長による活動報告

4.論文発表
 日本:木村 了さん(農業部門)より、「日本の伝統技術から学ぶ持続可能な技術」と題し、五重塔の内部構造およびこれまで地震で倒壊したことがない事実と心柱の役割について説明した。加えて、スカイツリーの構造設計にはその技術を生かしている旨を紹介した。
 韓国:林 必男さん(Lim Pil Nam、建築電気設備部門)からは、「Using Web3 with Blockchain」の講演があった。ブロックチェーン技術についての報告であるが、ビットコインをはじめとする暗号通貨の基盤技術としてだけでなく、不動産業界での利用が進んでいることの紹介があり、興味深い内容であった。
5.日韓の技術士会会長の挨拶 
 日本技術士会の黒崎 靖介会長と韓国技術士会の張 徳培会長も会場に駆けつけ、両国の女性技術士の今後の活躍を期待しているという挨拶があった。
6.プレゼント交換
 両国会員の再会と、交流会の開催を祝い、プレゼント交換が行われた(写真-2)。今年の韓国側から日本へのプレゼントは、小品陶磁器(小さな花瓶3つ)と、大判の韓国のり5セットであった。会の最後には、参加者全員で写真を撮影し、交流会は終了となった(写真-3)。

7.懇親会
 交流会終了後は、新潟駅前のレコルタ・カーブドッチでの懇親会を行った。新潟の地産ワインや新鮮な食材による料理を楽しみながら、技術だけでなく、ライフワークや美容など広い話題でお互いの親交を深めた(写真-4、5、6)。

8.終わりに
 交流会の開始前から、久々に顔を合わせた参加者同士で、「お久しぶりです」の声が聞こえ、会の終わりには「また来年も会いましょう!」の声が聞こえた。これまで大切に続けてきた交流であることがうかがい知れる場面であった。開催準備に関わってこられた方々に感謝申し上げたい。来年も、両国の会員が元気で再会できることを心から願う次第である。

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