【活動報告】INWES APNN 2019 in ネパール(カトマンズ)

日  程:2019年9月20日(金)~9月21日(土) 

場 所:20日(金)Kailash Hall, Hotel Shanker, Lazimpat  

    21日(土)Hotel Ambassador by ACE 

開催担当団体:WISE NEPAL  WISE NEPAL(当サイトを離れます。)  

参加国:14か国66名(過去最多の参加);

バングラデシュ1名、インド2名、日本15名、韓国7名、マレーシア2名、
モンゴル4名、ミャンマー4名、ネパール13名、ニュージーランド1名、
パキスタン1名、フィリピン1名、シンガポール2名、台湾8名、ベトナム8名 

日本からの参加:JNWESとしての参加15名(本法人からは6名) 

1日目の概要:INWES Vice Presidentによる挨拶に始まり、ネパールの議員であるMs. Bimala Rai Poudyalによる“Gender inclusion in STEM for vibrant economic and equitable development”と題しての基調講演、各国による技術発表(セッションA~D)が行われた。日本からは日本女性技術者フォーラムの山口理恵さんが、“Work style reform and women’s career promotion as a national policy and efforts to practical solutions in Companies ”と題して、セッションAで発表を行った。 

セッションA:Addressing gender barriers in STEM education and career 

セッションB:Women in Natural Science 

セッションC:Women in Information and communication technology 

セッションD:Women in construction, rural transport research and engineering 

各セッションとも複数の国からの発表があり、STEMの声として水の管理の問題や先住民族とのかかわりなど、様々な状況を知ることができた。
(詳細については「プロジェクト参加報告」参照)

2日目の概要:各国の技術発表「Country reports for the year 2018-19」では各参加国から、理系女性に関する現状および活動報告が行われた。日本からは日立技術士会活動グループ「チーム・技魔女」の秋山梓さんが、理系女性の割合の変動や問題点、そして夏学をはじめとする活動について報告した。 

夕方からは、伝統料理と舞踊を楽しめるレストランにて晩餐会が催された。 

講演と晩餐会の様子
講演と晩餐会の様子
2日目の講演の様子
2日目の技術発表

参加者の感想:東南アジアは、北欧についでジェンダーギャップ指数も高い国が多いが、実態としては、ガラスの壁があることが否めないことが理解できた。また、国家予算で活動できる国がある一方で、日本は、ほとんど手弁当もしくは企業の支援がないと活動資金がないことも問題と感じた。今回の開催は、過去最大の参加国・人数であった。加えて、ネパールのホスピタリティや会議の運営能力の高さなどのお国柄を感じることができた。

次回開催予定:2020年10月23日(金)~26日(月)台湾で開催予定。2020年のCountry reportsの報告担当は本法人であり、セッションでの発表も個人で登録可能である。会員の皆様の積極的な参加をお待ちする。

INWES:International Network of Women Engineers and Scientists、JNWES は INWES の構成団体 

APNN:Asia Pacific Nation Network、INWESにおけるアジア・パシフィック諸国のネットワーク 

JNWES:Japan Network of Women Engineers and Scientists、構成団体は、本法人、日本女性技術者フォーラム、日本女性科学者の会、日立技術士会活動
グループ「チーム・技魔女」の4団体である

STEM:Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭⽂字を
とったもので、APNN会議では、薬学分野も含まれる

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