- 日 時:2021年9月4日(土)20:00~22:00
- 場 所:Zoomによるオンライン型式
- 活動形態:主催
- 参加者:13名(正会員13名)
- 概 要:
- テーマ 『 環境について配慮していることは何ですか 』
- 自己紹介
- グループディスカッション
(懇談内容)
〇 「衣」に関するグループ
・必要な服、良い服を購入し、長く着る → その後はお下がりとして譲る
・余っていたり、リサイクル品を発展途上国に送って良しとしていいのか!?
・適切に購買して、経済を回すことも大事
・売れ残りや廃棄をなくす仕組みづくりが重要
・・・・SSS~LLLサイズの生産量検討、ワンサイズブランド、売れ筋、
トレンドを見極めた生産
・本当に環境に良い服は高価
→ お金持ちの意識高い系の人しか対応できないということでは、
あまり有効でない
〇 「食」に関するグループ
・食品ロスを少なくするよう、小さな事でも続けていくことで意識改革に繋がる
・サプライチェーンにのせると無駄が多くなる(特に食品は無駄が出やすい)
Ex規格外になりやすいので無駄が出やすい
包装が必要になり、それが環境負荷になる
(中身でなくて包装で価値が決まる)
商品価値の高いもの(規格のより良いもの)を売ることにより、
無駄が出る
・野菜などは供給量にムラが生じるので、廃棄に繋がりやすい
・食事を残すことを悪いこととする意識を持つこと(中国では刑事罰)
・日本は食糧の自給率が低い。食料を輸入することは、それを生産するための水
を大量に輸入していることになる(ヴァーチャルウォーター)
・・・余り意識されない
〇 「住」に関するグループ
・伝統工法を含む昔の住まい方はSDGsの主旨に合う点が非常に多い
・木材は持続可能な材料、しかし木造建築の職人(人材)がいなくなっている
・生活の仕方を考える
・・・・宗像市の離島で島民全員が界面活性剤の利用を3ヶ月間止める実験
を実施し、環境への影響を評価する事をしている(山口大学)
・コンクリート廃棄物(被災地等で発生する)を砕いて海底に沈め、海流を生じ
させて、漁業資源の育成につなげる取組はどうか
・人口減少社会において、住む場所をもう一度考えるべき時である
※戦略的環境アセスメントや持続可能性アセスメントの論文を翻訳し、SDGsに対する理解が深まったので、「SDGs的意思決定」という本を執筆中
by浦郷昭子氏
- 全体ディスカッション
・各グループから上記内容について発表
(まとめ)
・衣食住 全てにおいてSDGsを進めていくためには、まず意識することが大切
・SDGsを進めていくためには、お金がかかる(ex環境負荷が小さい商品は高い等)お金をかけてでも進めていかなければいけないところまで来ている
・SDGsを進めていく中で17のゴールはトレードオフの関係になることもあるはず。いかにそこを上手に対応していくかが技術士の真骨頂と言える
<参考> 各グループのパドレット