【活動報告】震災復興関連の支援事業 福島高専との茶話会

  • 日 時:2024年1月23日(火)19:30~21:00
  • 場 所:オンライン
  • 活動形態:主催
  • 参加者:6名(宮地、沼澤、友保、飯島、市岡、小林守)
    福島工業高等専門学校 専攻科 1年生1名、本科5年生2名
  • 概 要:来年度に就職を控えた方、地域の防災を進める研究を行う方など3名の方に参加いただき、当会からの自己紹介(専門分野、なぜ理系を選んだかなど)と当会の説明の後、まず高専に進学した理由を話してもらった。皆さん、震災の経験から「人の役に立ちたい」「インフラの重要性」を実感し土木系のコースを選択したということだった。その後は、ワークライフバランスについての不安や技術士資格と社会への貢献などについての質疑応答を行った。

震災復興支援事業対象者の感想
■ A.Oさん(福島工業高等専門学校、都市システム工学科) 
「女性技術士の活躍に向けて」
 先日、女性技術士の方との茶話会に参加させていただきました。この会では、女性技術士についての理解を深めると共に、自身の視野を広げることができました。
 日本に技術士は10万人ほどいる中で、女性は2.3%ほどだとお聞きし、この比率は世界のどの国よりも少ないことに大変驚きました。その数少ない女性技術者の方の話を聞けたことは、本当に貴重で大変勉強になりました。また土木分野は、男性が多く活躍しているイメージを持つ人が多いのが現状だと思いますが、女性の方々が活躍する姿を身近に感じることができ、私の将来における目標となりました。
 特に「建設系の分野を学ぼうと思ったきっかけ」で飯島さんがおっしゃっていた、“人が普通に暮らせるまちづくり”がしたかったという話がとても印象的でした。人々の当たり前となる生活基盤を支え、社会の役に立っていると実感できることは土木の魅力でもあると思います。今回改めてそれに気づかされました。また、宮地さんがおっしゃっていた、“まちづくりにはいろいろな視線(専門性をもつ理系や文系等)が必要”ということに関しても、技術士として働く中で“女性の目線”で考えることも大切であると改めて感じました。
 私は、4月より社会人になります。私が就職する分野は、女性が働きやすい環境が整っていることもお聞きし、とても安心しました。女性ならではの視点を活かして、理論的・技術的に住民目線で考え、地元に貢献することを目標とします。まずは“自分の目線で考えること”そして“先々のことを考えること”が大事だと伺ったので、今のうちから常に意識しておきたいと思います。そして、女性技術士が少ないことを知ったことで、私もその一員となることも視野に入れつつ、これからも土木を学び続けようと思いました。今回の茶話会で得たものを今後の社会生活に活かし、様々なことに積極的に取り組んでいきたいと思います。大変充実した時間をいただきましてありがとうございました。

■ K.Iさん(福島工業高等専門学校専攻科 産業技術システム工学専攻 社会環境システム工学コース 1年)
「オンライン茶話会に参加して」
 今回のオンライン茶話会を通して、多くのことを学ばせていただきました。技術士の資格は将来取得したいと考えており、今年度の技術士一次試験を受験しました。現在合否待ちしている最中ですが、活躍している女性技術士の皆さんのお話を聞いて、改めて将来技術士の資格を取得して皆さんのようなかっこいい女性技術士になりたいと思いました。また、私はこれから就職活動を控えており、地元の建設コンサルタントに就職したいと考えています。今回建設コンサルタントで働く方々の仕事に対する思いや仕事のやりがいについてもお話いただき、貴重な機会となりました。1番印象に残ったことは何よりも市民のためにという思いが強いところであり、技術士として最も重要なことであると感じました。皆さんのような活躍できる女性技術士に、そして私の中学生の頃からの”地域に貢献できる人になりたい”という目標に近づけるように日々努力していきたいと思います。この度は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

■ R.Tさん(福島工業高等専門学校 社会環境システム工学コース)
「女性技術士の方の話を聞いて」 
 今回初めて、女性技術士の方々との茶話会に参加させていただきました。茶話会では、これまでに学んできた土木分野で活躍する女性技術士の方々のお話を伺うことができました。土木分野に就職したいと考えているため、技術士として働くうえで大切なことをたくさん学ぶことができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。また、人材不足が懸念されている現在、技術士として今後どう社会に貢献することができるのか、どんな人材が必要とされているのかを学ぶことが出来ました。
 今回学んだことを活かせるように今できることを精一杯頑張りたいと思います。
 この度はこのような機会をいただき、本当にありがとうございました。

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